美食家 浜崎龍さんが薦める「“美味しいお店”との出会い方」

著者名サトートモロー
美食家 浜崎龍さんが薦める「“美味しいお店”との出会い方」

グルメアプリTERIYAKIを運営するテリヤキ株式会社の代表取締役として、TERIYAKI美食倶楽部の運営に携わっている浜崎龍さん。今では、食通として全国各地の名店を食べ歩く浜崎さんも、最初はコスパを重視した食を楽しんでいたのだと言います。そんな浜崎さんが美食に目覚めたきっかけはなんだったのでしょうか。

 そこで今回は、浜崎さんが美食に魅せられたきっかけや、美味しいお店との出会い方について詳しく伺いました。

外食は美食と人との交流をどちらも楽しめる

ーいきなりなんですが、前回の記事201992日公開)と比べて、かなり痩せました? 

結構、体重落としましたよ。あの記事が公開された後、堀江さんや他の人たちに記事の内容じゃなくて「(体型が)成長してる」!」ってものすごいからかわれたので(笑)。美味しいものを食べている人間がふくよかな体型をしているのって、カッコ悪いじゃないですか。 

 

ー確かに。Twitterを見ると、本当に毎日様々なお店の写真がアップされていますよね。

そうですね、ほぼ毎日食べ歩いてます(笑)。

ちなみに今日は、宮崎県の蕎麦の名店である「そばや哲心」さんというお店が、24時間蕎麦を作り続けるというイベントを西麻布で開催しているんです。0時から24時まで、一定時間ごとに品目を変えてお客様に蕎麦を提供していて、僕は0時の回に訪店して、「からすみ蕎麦」をいただきました。からすみとオリーブオイルとの組み合わせが絶妙で、素晴らしい一品でした。 

この取材が終わった後は、千葉県松戸市にオープンした「窯焼き割烹 黒泉」という焼肉店に行きます。クオリティが高い焼肉を驚きの低価格で楽しめるので、皆さんにもおすすめしたいですね。

そして、千葉から帰ってきたら、また「そばや哲心」さんで蕎麦を食べる予定です。閉店時にみんなで『サライ』を歌うらしいんですが、店主さんは「絶対に泣くと思う」って言ってました(笑)。

 

24時間ぶっ通しで蕎麦を作るんですもんね。たしかに最後は感極まってしまいそうです。浜崎さんは小さい頃から、食べることが好きだったんですか?

食べることはもちろんですが、外食は元々好きでしたね。

うちの家族は外出が好きで、月1回は3世帯で旅行するのが当たり前でした。そんな家庭だったので、週末は必ず家族で外食するという感じだったんですが、当時は価格帯の高いところじゃなくて、ファミリーレストランとかに行ってましたよ。

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浜崎流・美味しいお店との出会い方

ーなるほど。家族とのお出かけ以外でも、頻繁に外食していたんですか?

はい。大学に進学してからも色々お店を練り歩いていました。当然今のようにお金はないので、1,000円で食べられるランチ、ラーメン、とんかつ、パスタとかを食べたり、夜もコスパのいいお店を探したりの毎日でしたね。

 

ー某グルメドラマみたいに、街をぶらぶら歩いて適当なお店に入るってことはなかったんですか? 

もちろん、食べ歩き的なことはやっていました。最初はほぼ直感で入るお店を選んでいたんですが、結構ハズレに出会うこともあったんです(笑)。そこからちょっとずつ学習して、色々ルールを決めましたね。

ルールとしては、まず繁華街の路面店は避けること。あとは路上に大きくポップを出しているお店も、選ばないようにしました。そうやって選択肢をしぼると、選べるお店って意外と少ないんですよ。自然と、繁華街の中心部から少し離れた場所の、年季の入ったお店を選ぶようになりましたね。ただ、いわゆる「穴場」っていうのは時間が経つと変わるものです。なので、その時々に合わせて、お店は常に変えていました。

あと美味しいお店の店主さんにおすすめのお店を聞くということもやっていました。例えば、お気に入りの寿司屋の店主に、近場の美味しい寿司屋を聞いたり(笑)。

 

ーコスパを求めていた浜崎さんが、美食に目覚めたきっかけはなんだったんでしょうか?

美食というか、グルメに目覚めたきっかけになったのは、大学1年生に食べた渋谷の「風雲児」というつけ麺屋でした。今は行っていないので味はわかりませんが、魚介系豚骨スープで、自分にとっての初めての味だったんですよね。そこからはお店の選び方がガラリと変わって、グルメ本やグルメ系の情報サイトを頼りに、狙い打ちでお店をめぐるようになりました。外出をする時も、ほとんどは「今日は風雲児へ行こう」みたいに、お店を決めていましたね。

飲食店の魅力は味だけじゃない?注目しておきたい意外なポイント

―それ以降は、やはり「味」を基準にお気に入りの店を決めるようになったのですか?

僕は美味しいものは好きなんですが、実は今でも「これは〇〇産の〇〇なんだよ」みたいな、細部へのこだわりって少ないんです。それよりも、飲食店は「コミュニケーションの場」として、素敵だなと思っていました。レストランにしろ居酒屋にしろ、そこに行って23時間、誰かとともに過ごすわけじゃないですか。相手との距離を縮めるのに、ちょうどいい空間だなと。

それに加えて料理が美味しければ、「これ美味しいね」と話題の1つにもなります。飲食店って料理にフォーカスしがちですが、入口からの動線とか照明の位置とか、見ていて面白いポイントがたくさんあるんですよ。美味しい料理を食べるのは目的の1つですが、飲食店の持つ要素の1つに過ぎないと思っています。

 

―味にばかり注目してしまいそうな飲食店も、コミュニケーションの場としてみてみると違った評価ができそうですね。 

一緒に行く人はもちろんですが、お店の人とのコミュニケーションも大切です。特にカウンターのお店って雰囲気がスナックに近いので、コミュニケーションにはうってつけなんですよ。たとえ料理の味が70点くらいだったとしても、そもそも「美味しい」って感覚は主観に近いですからね。客との距離感が心地よいお店だったら、「入って正解だったな」「美味しかったな」と感じられます。逆に「いい料理を出す店を作れば売れるでしょ」みたいな感覚で、コミュニケーションがおざなりになっているところには、再び行かないでしょうね。 

今、グルメの穴場は「地方」にある

 ー浜崎さんが代表を務めている、テリヤキ株式会社とはどのように出会ったのですか?

 大学在学中のインターン先がテリヤキ株式会社だったんですよ。そして、大学卒業のタイミングになって、堀江さんから「うちに来なよ」と内定をもらいました。そうしたら、僕が大学を卒業すると同時に前任の代表取締役が辞めてしまって(笑)。41日の入社と同時に僕が代表取締役になりました。

 

ーある意味、ものすごいスピード出世ですね(笑)。テリヤキに所属してから、行くお店もだいぶ変わりましたか?

かなり変わりましたよ!これまで高価格帯のお店に行くことなんて、ほとんどありませんでしたから。やっぱり僕も最初は緊張したし、カッコつけておしゃれするとか、見た目を取り繕おうとする人の気持ちもよく理解できました。でも、場慣れしていくうちに、「そもそもこっちはもてなされる側じゃん」って気付くことができて。最近では、服装のTPOだけは最低限意識して、高級店でも気取らずに足を運んで「美味しかったね」って感想で帰るくらいで、ちょうどいいんだなと思っています。

 

ーある意味ハードスケジュールですね。では、今の浜崎さんが考える、美味しいお店の見つけ方は何かありますか?

そうですね。実は最近、東京以外のエリアにフォーカスを当ていて。

東京って人口も多いし人口密度も高いから、ややバブリーな風潮を感じるんですよ。その中で「予約の取れないお店」に、ハイエンドなレストランが好きな食通が殺到しています。そうじゃなくて、実はいいお店って地方にまだまだたくさんあるんじゃないかと考えています。

例えば、長崎県島原市に、現地の食材を使ったイタリアンを出してくれる「pesceco(ぺシコ)」というお店があります。pescecoへのツアーを7月に企画したんですが、思ったよりも人が集まって、大盛況でした。料理が美味しいのはもちろん、そのお店がある土地へ足を運ぶことの体験とか、現地でしか食べられない食材とか。地方でしか味わえない料理の付加価値は、まだまだ発掘できる気がします。 

実際、僕も今週末は札幌と京都に行くし、それ以降も広島、岐阜、千葉、福岡、大阪、金沢、函館、長野と、あとイタリアにも行く予定があります。

 

1つ、海外が混ざっている気が(笑)。まさに「北は北海道から南は九州まで」と、大移動をしますね。浜崎さんが個人的に、注目しているエリアはありますか?

金沢ですね。周りの人に聞いても、かなり評判が高いです。

 

 

外食は美味しいものを食べるだけではなく、その場の雰囲気や体験、コミュニケーション全てを楽しむ行為です。浜崎さんの話を聞いて、お店探しの面白さや外食の魅力を再発見することができました。皆さんも、今まで足を運ばなかったエリアで、新たなグルメの出会いを果たしてみてください。

しかし、「どうしても自分の力でいいお店が見つけられない…!」という人は、TERIYAKI美食倶楽部へ入会し、会員やオーナーから刺激を受けてみましょう。

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